天皇陛下は16日午前、大阪・関西万博に伴い来日したセルビアのブチッチ大統領と皇居・御所で会見された。
宮内庁によると、陛下と大統領は初対面で、会見は約25分間行われた。大統領は、1976年に上皇ご夫妻が当時のユーゴスラビアを訪れたことが「今もセルビアの人たちの記憶に強く残っている」と話した。
これに対して陛下は、日本政府が供与したバスが首都ベオグラードを長年走っていたことや、サッカーのストイコビッチ氏が日本で活躍していたことを説明し、「日本とセルビアの関係が大変いいことは喜ばしい」と応じた。
大統領からは天皇、皇后両陛下に対し、訪問の招請があったという。 [時事通信社]