自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相(50)は16日、国会内で記者会見し、石破茂首相(党総裁)の後任を選ぶ党総裁選(22日告示、10月4日投開票)へ立候補すると正式に表明した。「力強く成長するニッポン」を掲げ、物価高対策として若者・現役世代を対象とした時限的な所得税の定率減税を公約に盛り込んだ。
小林氏は2024年総裁選に続く2回目の出馬となる。会見では「総裁選に敗れて1年、全国各地で自民党に対する怒りの声が日に日に膨らむのを肌身に感じた。もう一度日本を世界の頂に、テクノロジー大国に押し上げる」と述べた。
小林氏は衆院千葉2区選出で当選5回。3期生だった21年に岸田文雄政権で経済安保担当相に抜てきされ、若手・中堅での「政策通」として知られている。【野間口陽】