水産庁取り締まり船と北朝鮮漁船が衝突 漁船沈没、十数人救助 能登半島沖

7日午前9時10分ごろ、石川県・能登半島沖の北西約350キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、水産庁の漁業取り締まり船「おおくに」と北朝鮮の漁船が衝突した。海上保安庁によると、北朝鮮の漁船の乗組員約20人が海に投げ出されたが、十数人は救助された。
海上保安庁によると、北朝鮮の漁船はイカ釣り漁船と見られ、浸水して沈没した。漁業取り締まり船は自力航行可能で、けが人の情報はないという。
海保によると、現場は好漁場として知られる大和堆(やまとたい)に近く、北朝鮮や中国の漁船の違法操業が相次いでいる。現場近くでは8月23~24日、北朝鮮海軍のものとみられる旗を掲げた高速艇の乗組員が銃のようなものを見せるなどして水産庁や海上保安庁の船に接近していた。
水産庁によると、5月中旬以降、北朝鮮の漁船が違法操業をしている海域で、同庁で警戒していた。今回は退去警告活動中、接触したという。
同庁の船4隻、海保の航空機、ヘリ各1機、巡視船艇3隻で周辺海域を捜索する。【松本惇、中津川甫、椋田佳代】