三重県名張市は10日まで、「あなたの大切な人に贈る人権メッセージ」を募集している。市は「ツイッター感覚で親しんでもらおう」と8月に140文字のメッセージの募集を始めたが、一般応募は10月に入っても数件。市は「人権は難しいテーマと思われがち。誰かを思う手紙として応募してほしい」と参加を呼びかけている。【久木田照子】
市人権・男女共同参画推進室が期待するのは「家族や友人、恩師らを思い、書き手の人となりが伝わり、読む人の心に響く手紙のようなメッセージ」だ。
市は昨年まで人権川柳と作文、ポスター、標語を募集したが、一般応募は人権川柳の19件が最多だった。今年は応募を増やそうと、人権メッセージだけの募集に切り替えた。最優秀作品1点に5000円分、優秀作品4点に各2000円分の図書券を贈り、入選作は冊子などに掲載する。
同室の高嶋義典さん(40)には脳梗塞(こうそく)の後遺症で歩行介助が必要な70代の父がいる。高嶋さんは「自分が書くなら、『新しい人生の扉を開いて。趣味も見つけてほしい』と父にエールをおくりたい」と話した。高嶋さんは「思いを文字にすると、テーマが見えてくるはず。メッセージを書くのは『人権の見える化』」とPRする。
募集対象は、市内在住か通学・在勤の高校生以上。応募は市役所に持参か郵送、電子メール(kyodo@city.nabari.mie.jp)で。問い合わせは同室(0595・63・7909)。