クマの迅速駆除指示へ=閣僚会議、30日初開催

政府は30日、クマ被害対策の関係閣僚会議(議長・木原稔官房長官)を初開催する。人の生活圏に侵入したクマを迅速に駆除するため、自治体の判断により市街地で発砲できる「緊急銃猟」の事例共有、狩猟免許を持つ自治体職員「ガバメントハンター」を含む人材確保などを改めて指示する。
木原氏は29日の記者会見で死傷者が相次ぐ現状に触れ、「(被害が)多様化、広域化しており、国民の安全・安心を脅かす深刻な事態だ」と危機感を表明。対策の見直しが急務だとして「より包括的かつ機動的な対応が求められる」と述べた。 [時事通信社]