コロナ補助金4億5400万円不正受給か、元衆院議員が院長の病院捜索…名古屋地検特捜部

愛知県一宮市の「いまむら病院」が虚偽の申請で新型コロナウイルス対策の補助金を不正受給していた問題で、名古屋地検特捜部が詐欺容疑で病院の捜索に入ったことが、関係者への取材でわかった。捜索は10月30日。関係資料などを押収して調べを進めている模様だ。
会計検査院が昨年11月に不正受給を指摘し、県が調査。県によると、同病院は2020~23年度、新型コロナウイルス対策の装置を導入したなどの名目で、少なくとも約4億5400万円を不正に受給していた。
県は交付した補助金の全額計約17億6500万円の返還を求め、病院側は全額を返還している。病院のホームページによると、院長は今村洋史・元衆院議員。12年衆院選で日本維新の会公認で当選し、1期務めた。