社民・新垣副党首が離党届=党勢拡大巡り「見解相違」

社民党副党首の新垣邦男衆院議員(69)=沖縄2区=は2日、沖縄県宜野湾市で記者会見し、離党する意向を明らかにした。離党届は福島瑞穂党首らに受け取りを拒まれたため、郵送したとしている。同党は週明け以降に扱いを協議する方針だ。
社民は2日に前身の社会党の結党から80年の節目を迎えたが、衆院で唯一の議席を失い、所属議員は参院議員2人だけになる見通しとなった。
新垣氏は離党の理由について、党勢拡大への方策を巡り、党内で「見解の相違があった」と説明。衆院の議席拡大に向け、参院議員の福島党首に衆院選へのくら替え出馬を求めたものの、受け入れられなかったと語った。当面は無所属で活動し、国会では引き続き立憲民主党会派に所属したいとしている。 [時事通信社]