れいわ新選組の山川仁衆院議員(51)(比例九州)が沖縄県豊見城(とみぐすく)市長を務めていた当時にパワハラ行為を受けたとして、男性職員3人が市に約615万円の損害賠償を求めた訴訟があり、那覇地裁(片瀬亮裁判長)で和解が成立した。4日付。
3人は2022年8月に提訴。原告側の代理人弁護士によると、和解条項では、「机をたたくなどの行為を伴う指導」や「能力不足を指摘する言動」などで職員に精神的苦痛を与えたことを山川氏が謝罪し、原告側が請求を放棄するとしている。
山川氏は5日、読売新聞の取材に「パワハラは認定されず賠償はなかったと認識しているが、不安な思いをされた方に真摯(しんし)に謝罪したい」とし、近く記者会見を開く考えを示した。
山川氏は18年の市長選で初当選し、再選を目指した22年に落選。昨年の衆院選で沖縄4区から出馬し、比例で復活当選した。