7月参院選「1票の格差」、仙台高裁秋田支部は「違憲状態」と判断…合憲4件・違憲状態5件に

「1票の格差」が最大3・13倍だった7月の参院選は、投票価値の平等を求める憲法に違反するとして、弁護士グループが秋田選挙区の選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の判決で、仙台高裁秋田支部(小川直人裁判長)は6日、「違憲状態」と判断した。選挙無効の請求は棄却した。
二つの弁護士グループが全国8高裁・6支部で起こした計16件の訴訟のうち、9件目の判決。「合憲」4件、「違憲状態」5件となった。