西武は7日、かつてドラフト1位で西鉄に入団し、背番号18を背負って投手として活躍した河原明(かわはら・あきら)さんが8月15日に亡くなったと発表した。病気療養中の大分県内で死去。享年76。葬儀は近親者で執り行った。
河原さんは大分商で1967年夏の甲子園ベスト8。同年ドラフト1位で西鉄に入団した。
後に郭泰源、松坂大輔、涌井秀章らも背負った背番号18をつけ、プロ入り後にサイドスローに転向。69年から2年連続で2桁勝利を挙げるも70年に19敗、71年に16敗とリーグワーストの黒星を喫した。
70年は「黒い霧事件」で主力投手が永久追放処分となり、東尾修(元西武監督、スポニチ本紙評論家)らとともに投手陣を支えた。
74年オフにトレードで大洋に移籍。75年を最後に現役を引退した。通算成績は280試合で41勝76敗1セーブ、防御率4・25。