全日本バレーボール高校選手権大会に30年連続で出場した強豪、秋田県立雄物川(おものがわ)高校の教諭で、男子バレーボール部の宇佐美大輔監督(46)が複数の部員に体罰をした問題で、県教育委員会は7日、宇佐美監督を懲戒免職処分にした。
発表によると、宇佐美監督は2023年4月~今年9月、練習中に部員を平手や拳で殴打したほか、腹を蹴ったり、ボールをぶつけたりした。「バカ」などの暴言も浴びせた。在籍する部員31人のうち16人が被害を訴え、口を切るけがをした部員もいた。
宇佐美監督は、県教委の聞き取りに「体罰がいけないと理解していたが、生徒を何とかして全国レベルに到達させたかった」と釈明したという。
管理監督責任を問い、同校の大石淑子校長を戒告の懲戒処分とした。