札幌・円山動物園、休園期間延長し17日再開へ 園内でクマ1頭駆除

札幌市は13日、ヒグマの出没を受け9日午後から休園している円山動物園(同市中央区)について、当初は14日までとしていた休園期間を2日間延長し、17日から開園すると発表した。園内でクマ1頭を駆除したが、来園者の安全確保のため。
市は12日、園内に設置した箱わなにかかったクマ1頭を駆除。毛の色合いや大きさなどから9日以降に複数回、園内に出没した個体とみられる。
クマ1頭を駆除したが、近隣を含めてクマの出没が続いていることから休園期間を延長することにした。16日まで設置済みのカメラによる監視を続ける。
17日の開園後は午前9時半から午後4時までの営業とする。改修中だった正門は、ヒグマの出没によって作業が遅れたため21日まで使えない。
一方、隣接する円山公園については24日まで閉鎖を継続する。円山動物園の開園を受け、動物園までの通り道は17日以降、午前9時から午後4時半まで開放する。【水戸健一】