横田めぐみさんが拉致されて15日で48年。弟の拓也さんが解決を訴えました。
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「めぐみと母・早紀江が抱き合えることができるために、母にもめぐみにも元気でいてほしいなといつも思っています」
――いつもそう思いながらブルーリボンバッジをつける?
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「絶対に全員が帰ってくるまで諦めない、そういった覚悟でいつも装着して上着を着ているところです」
48年前、横田めぐみさんは13歳の時に、学校からの帰宅途中に北朝鮮の工作員によって拉致され、いまだ帰国は実現していません。
拓也さんは政府認定の拉致被害者12人の家族の代表として、解決を訴え続けてきました。
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「本当に悲しいし、悔しいし、苦しいし。親世代は私の母、めぐみの母・早紀江1人だけだということを考えると、本当に残された時間はありません」
「親世代が健在のうちに全拉致被害者の即時一括帰国」と訴え続ける中、家族会が結成されてから14人目の総理となった高市総理大臣。家族は、これまでと違う期待感を抱いているといいます。
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「(高市首相の)強い覚悟や信念、これがやはり、表情や発言の中から感じ取れることが強い期待につながっている。北朝鮮の金正恩総書記に対して、絶対に日本は譲らない問題だということを(日本政府には)自らの言葉に熱量を込めて、覚悟を決めて発信していただくこと、これがとても大事だと思っています」
また、家族らは先月、アメリカのトランプ大統領と面会し、国際社会への協力を改めて求めました。
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「この拉致問題に対して、引き続き日米がしっかり向き合っているんだということや、絶対にこの問題、忘れていないよっていうことを北朝鮮に対して示せたことは、とても意味が大きいと思います」
そしていま改めて思うことは―。
めぐみさんの弟 横田拓也さん(57)
「どうやってでも、本当に母とめぐみを抱き合わせてあげたい。それだけです、その一心です」