ラオス滞在中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは19日、首都ビエンチャンでベトナム戦争中の米軍の空爆による不発弾被害を伝える「コープ・ビジターセンター」を訪問された。爆弾の残骸や手足を失った被害者の写真などを見て回り、「将来、ラオスが不発弾のない国になりますように」と案内した説明者に語ったという。
爆弾の構造や威力などについて説明を受けた際には、「非常に広い範囲で影響を及ぼす」と驚いた表情を見せ、質問を重ねていた。
この日はビエンチャン中高一貫校などにも足を運んだ。日本から派遣された支援者が日本語教育に当たっており、福笑いを取り入れた授業に「いいアイデアですね」と感心した様子。目隠しをした生徒が「ほっぺた」「みぎ、ひだり」などのアドバイスを受けながら、顔のパーツを動かす姿にほほえんで拍手していた。【ビエンチャン柿崎誠】