靴カバーの片方を現場近くで押収 東京・赤坂の刺傷事件で逃走の男、犯行直前に着用か

東京・赤坂のビルで女性が刺された事件で、逃走した男が使用したとみられる靴カバーの片方が現場近くで見つかり、警視庁が押収して調べていることが19日、捜査関係者への取材で分かった。男が、犯行直前にこの靴カバーを身に着けていたことも新たに判明。現場に痕跡を残さないようにしたとみられる。
捜査関係者によると、現場付近の防犯カメラを詳細に解析した結果、男が現場のビルに入る直前に、靴にポリ袋のようなカバーをかぶせる様子が確認された。男は女性を待ち伏せしてビルに入り、30秒ほどの間に犯行に及んだとみられる。
事件は16日午前10時半ごろに発生。女性がビル地下1階のライブハウスが開くのを1人で待っていた際、男に刃物のようなもので襲われた。警視庁は殺人未遂容疑で男の行方を追っている。