衆議院「45議席以上」削減、自民党と日本維新の会が合意…法施行から1年以内に結論出す考え

自民党と日本維新の会は21日、衆院議員の定数削減について、現行の定数465から45議席以上の削減を目指す方針で合意した。両党は削減に向けて今国会に関連法案を提出する予定で、法施行から1年以内に結論を出す考えでも一致した。
この日、両党の実務者協議が国会内で開かれ、法案策定に向けた基本的な考え方をまとめた。
両党は連立政権の合意書に、1割を目標に衆院定数を削減する方針を盛り込んでいる。協議では、定数が420を「超えない範囲」で、「465の1割を目標に削減する」ことで折り合い、削減数は45議席以上を目指すこととなった。
削減の具体的な方法などについては、与野党でつくる衆院の協議会に委ねる考えで、選挙制度の抜本改革などと一体で協議することも申し合わせた。期限を区切るため、関連法案に「施行から1年以内に結論を得る」との文言を盛り込む。
維新は、1年以内に結論を得られなかった場合、「比例選の議席を50削減する」との文言を法案に明記すべきだと主張している。自民内には慎重論があり、両党で引き続き協議する。
自維は来週にも党内手続きを終えて野党に提案する方針だ。