秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さま災害被災地で初のご慰霊 紀子さまと伊豆大島ご訪問

秋篠宮妃紀子さまと長男の悠仁さまが22日、伊豆大島(東京都大島町)を訪問し、平成25年の台風26号による大雨で発生した土砂災害の慰霊碑に供花された。悠仁さまの公務での離島ご訪問は初めて。自然災害の被災地でのご慰霊も初となる。
お二方は22日午前、船で伊豆大島へご到着。25年に36人が死亡、3人が行方不明となった土砂災害の救助にあたった元消防団員や住民で、「語り部」を務める島民らから被害状況の説明を聞かれた。その後、被災地跡を記念公園として整備したメモリアル公園で犠牲者の慰霊碑に供花し、深々と拝礼された。
語り部らによると、紀子さまは「大変な災害でしたね。どうか、お体を大切にされてください」と寄り添われた。悠仁さまも「島民同士のつながりに感銘を受けました」と述べられた。
お二方は1泊2日で、聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「東京デフリンピック」のオリエンテーリング競技をご覧になる。また、高齢者施設を訪問して交流を深めるほか、名産のツバキ油の工場を視察される。