真鶴町は20日夜、来年3月分から引き上げる水道料金の改定案についての住民説明会を開いた。町長選で水道料金の引き下げを公約としていた小林伸行町長は「公約を守れる見込みは立たなくなったので撤回します。本当に申し訳ありませんでした」と陳謝した。
説明会では約1時間にわたり、料金改定の理由や水道事業の将来見通しなどを説明。質疑応答では「毎月口径13ミリで10立方メートルほどの水を使用しているが、この層だけ値上げ率が100%に近い。値上げ率を平等にならしてほしい」「なぜ何十年もの間、老朽化している水道管を入れ替えてこなかったのか」など、疑問や不満も出た。