23日午後1時頃、山形県米沢市南原笹野町で、クマ1頭(体長約85センチ)が柿の木にいるのを付近の住民が目撃した。クマが住宅近くに移動したことから市は緊急銃猟の実施を判断し、ハンターが駆除した。
市環境課によると、柿の木に登って実を食べているクマを住民が自宅から発見し、市に通報した。その後、クマは付近のやぶに潜んでいたが、市職員らが花火を使って畑に追い込んだ。近藤洋介市長から権限を委任された市民環境部長が午後3時55分頃、緊急銃猟の実施を決めた。住宅は点在するものの、畑のため周囲の安全が確保されていると判断したという。
午後4時頃にハンターが発砲し、1発でクマを駆除した。
現場は市立南原小から北東に約400メートルで、農地の中に住宅が並ぶ地域。