びわ湖の湖底から縄文土器がほぼ完全な形で見つかる 約1万年以上前のものと推定 船の積荷が落下した可能性など含め調査を進める

滋賀県のびわ湖の湖底から、約1万年以上前と推定される縄文土器が、ほぼ完全な形で見つかったと県が発表しました。

滋賀県のびわ湖北部にある葛籠尾崎湖底遺跡の調査で縄文土器が見つかりました。県によりますと、土器の形は砲弾型で1万500年から1万1000年前のものと推定されています。

これまでも遺跡では複数の土器が発見されていましたが、湖底の様子の確認が困難だったため、県が無人潜水機による調査を実施し、ほぼ完全な形の土器が発見されました。

(滋賀県 三日月大造知事)「縄文時代の人々の暮らし、知恵を学ぶ機会がある、そういう場所だと思います」

今後、船の積荷が落下した可能性などを含め調査を進めるとしています。