姫路市の養鶏場で、死んだニワトリが見つかり、遺伝子検査の結果、「鳥インフルエンザ」陽性が確認されました。近畿地方で鳥インフルエンザ感染が確認されるのは、今シーズン初めてです。
兵庫県によりますと、15日午前9時ごろ養鶏場から「死んだニワトリが増えている」と姫路家畜保健衛生所に通報がありました。簡易検査の結果、死んだニワトリ8羽がいずれも鳥インフルエンザに感染している疑いがあることが判明。遺伝子検査の結果、陽性を確認したということです。
県は16日、鳥インフルエンザ対策本部を設置し、養鶏場の緊急消毒を行うとともに、飼っている約24万羽のニワトリを殺処分しています。
斎藤知事は16日朝、「鳥インフルエンザが発生したことは残念だが、関係機関と連携して、まん延防止に努める。現場の殺処分や防疫措置をしていくが、24万羽という最大級の数になるので、時間はかかると思う」と話しました。