「高市内閣支持率73%」受けとめは…手応え、懸念も

NNNと読売新聞がこの週末に行った世論調査で、高市内閣の支持率は、73パーセントと、高い水準を維持しています。与野党からはどんな反応がでているのでしょうか。
政府高官は「政策が有権者にしっかり届いている」と手応えを口にしています。
高市首相
「今週、来年度予算の編成もありますので、今の暮らしへの不安や未来の日本への不安、これを安心と希望にしっかりと変えていけるように政策を打っていきたい」
政権発足以降、70%を超える支持率を維持していることに、ある政権幹部は「安定してきている」、別の政府高官は「官邸主導と、高市首相のリーダーシップ」と分析しています。高市首相も周辺に「来年度予算も含めれば物価高対策のスピード感をより実感してもらえる」と話しています。
一方で、高市首相が掲げる「責任ある積極財政」には与野党から今後のリスクを懸念する声が出ています。
ある政府関係者は、「財政規律が緩む中でその副作用をどうするか対応が必要だ」と述べています。また、立憲民主党のある議員は「円安によって物価高が加速する」と指摘しています。
また、政権支持率が高い一方、自民党の支持率があがっていないことに、政府関係者は「内閣の高支持率はまだ期待値だ」と指摘しています。
「決断と前進」を掲げる高市首相、リスクを減らし今後、どう国民の納得を得られる政策を打ち出していけるかが問われます。