“不倫関係”の女性に捜査情報漏えいか さいたま地検の男性検事を略式起訴

不倫関係にあった女性に他人の前科情報などを漏らしたとして、さいたま地検の35歳の男性検事が略式起訴されました。
国家公務員法違反の罪で略式起訴されたのは、さいたま地検の阿南健人検事です。
さいたま地検などによりますと、阿南検事は、静岡地検沼津支部で勤務していた去年、交際相手の女性に対し、女性が過去にトラブルになっていた相手に関する前科情報などが書かれた紙を手渡し、情報を漏らしたとされています。
阿南検事には妻子がいましたが、独身と偽りこの女性と交際していて、聴取に対し、略式起訴された内容を認め「頼りになると思われたかった」などと話しているということです。
阿南検事は、罰金30万円の略式命令を受け、26日付で懲戒免職となっています。