静岡県掛川市は29日、同市満水のJR東海道線の線路脇でクマが死んでいるのを確認したと発表した。今月24日以降、現場近くや隣接する菊川市で複数の目撃情報があったが、掛川市農林課によると、大きさなどから同一個体とみられるという。
同市によると、29日午前8時45分ごろ、JR東海から「走行中の列車からクマらしき死骸が見えた」と連絡があった。その後、JR、掛川署、地元猟友会、掛川と菊川両市の立ち会いで死骸を確認した。死んでいたのは体長115センチのオスで、損傷が激しいことから電車と接触した可能性が高いとみられる。
掛川、菊川両市は外出時などは引き続きクマに注意するよう周辺の住民などに呼び掛けている。【丹野恒一】