自民党の菅義偉元首相(77)=衆院神奈川2区=は17日、横浜市内で記者団に対し、「後進に道を譲る」として次期衆院選に出馬せず政治活動から引退する意向を正式表明した。公明党、日本維新の会など与野党に太いパイプを持つ菅氏が政界から離れることは自民や高市早苗内閣への痛手となりそうだ。
菅氏は同日朝、後援会幹部や地元の地方議員ら約40人を集めた緊急会合で引退を表明した。菅氏は「(支援者の)親の代からお世話になった人もいる。長い間ありがとう」と、一人一人と握手を交わしたという。
会合後に記者団の取材に応じ、「70代になってから引き際を常に考えていた。前回の選挙(2024年)の時にも悩んだ。喜寿を迎え、道を譲ることを実行する」と説明。後継については「若い世代に」とだけ述べ具体名は出さなかったが、この日の会合では後援会として菅氏が首相時代の秘書官を務めた地元秘書の新田章文氏(44)を推す方針が固まったという。