干支では2026年は丙午(ひのえうま)で、丙も午も「陽の火」を意味する。エネルギーが満ちあふれ、「変革の年」とされる。
【写真あり】中道改革連合の結成を“地ならし”した「キーパーソン」とは誰か
だからだろうか。1月9日夜に読売新聞がネット記事で「高市首相が衆院解散を検討、23日通常国会の冒頭に…2月上中旬に投開票の公算」と報じ、通常国会冒頭で衆院解散が現実味を帯びるなど、年明け早々の国政は波乱含みだ。
しかも、それでは収まらなかった。立憲民主党の野田佳彦代表と公明党の斉藤鉄夫代表は1月15日午後に国会内で会談し、両党が合流して新党を結成することを決定した。それに先立って公明党は、同日午前に中央幹事会を開き、斉藤代表に対応を一任することを決定。立憲民主党も両院議員総会を開き、野田代表が経緯を説明した。
そして、翌16日には野田、斉藤両代表が共同会見を実施。党名を「中道改革連合」とすることなどを発表した。
新党結成を“地ならし”したキーパーソン
交渉は幹事長・政調会長クラスで行われたが、立憲民主党の安住淳幹事長は創価学会との交渉も担当していたようだ。「安住氏は(創価学会の)佐藤浩副会長を通じて原田稔会長から承諾を取った」と関係者は語る。
佐藤副会長は、安倍・菅政権時に日本維新の会と官邸とで自公維の“蜜月関係”を構築した一方で、自民党とベッタリというわけではなく、森山裕前幹事長や萩生田光一幹事長代行とは微妙な関係だった。一方で立憲民主党の安住幹事長とは、同じ早稲田大学の出身で、年齢もほぼ同じ。安住氏は1月15日午前、記者団に対して次のようにコメントを出している。
「公明党のみなさんが去年の10月10日に(自公)連立を離脱した後、両党(立憲民主党と公明党)の幹部間では、やはり右傾化する日本の社会に対してまっとうな政治を実現する中道勢力の結集が不可欠ではないかということで、意見交換をしていた。そういう意味では政策のすり合わせもやってきたので、昨日今日パタパタとこういう話になったわけではない」
また安住氏は、1月13日付で各都道府県連の代表と選挙責任者に「公明党・創価学会への対応について」と題する書面を配布。各都道府県の公明党本部代表や国会議員、創価学会の責任者を訪ねて新年のあいさつを行うとともに、衆院選での支援を依頼し、面会するように求めた。
かつて同じ新進党に在籍していた野田代表と斉藤代表には交流があったが、12日の会合後に一気に距離を縮めていった。ただそうした動きは、両党内の隅々まで行き渡っていたわけではない。筆者が13日に「立憲民主党と共闘できるのか」と尋ねた公明党関係者は、「うちは自治労や日教組とは一緒にできない」と即答した。