のとじま水族館(石川県七尾市)は16日、メスのジンベエザメ「モモ」(体長約4・7メートル)が死んだと発表した。能登半島地震後に同館で飼育され、復興のシンボルとして来館者や職員を元気づけた。同館は25日まで、展示施設の入り口に献花台を設ける。
モモは2024年9月、志賀町の百浦(ももうら)漁港沖の定置網で捕獲された。同館は地震の影響で2匹のジンベエザメを失っており、同年10月に展示が始まると、ゆったりと泳ぐ姿で来館者を和ませた。
今月9日からエサを食べなくなり、15日午後0時20分に死んでいるのが確認された。同館の展示・海洋動物科長の加藤雅文さん(54)は「被災からの復活に向け、一緒に歩みを進めてくれた。モモが来てくれて、私たちも元気をもらった」と別れを惜しんだ。