「罪償い更生して」「昭恵夫人はどう思ったのか」 宗教2世ら、山上被告の判決に思い

安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人や銃刀法違反などの罪に問われた山上徹也被告(45)に無期懲役の判決が言い渡された。裁判では、旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)の高額献金問題などが被告の生い立ちに影を落としたことも明らかになった。元信者や宗教2世らからは被告の更生を願う声が聞かれた。
「殺人という重い罪を犯したことは本人も分かっていると思う。罪を償って更生してほしい」。こう話したのは、元信者のジャーナリスト、多田文明氏(60)。一連の裁判を「宗教2世の被害が裁判官にうまく伝わらなかった。宗教2世の被害というのは第三者には分かりづらいものがある」と振り返った。
宗教2世で元信者の30代女性は「司法の決めることを安倍昭恵夫人がどう思われるかが気になっている」と、遺族の心境をおもんぱかった。山上被告には、「人の命を突如として奪ったことの重大さをきちんと受け止めてほしい」と語った。
(長谷川毬子、永礼もも香)