名古屋市中区のマンションで2023年、クローゼットから貴金属買い取り店主の男性の遺体が見つかった事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた知人の無職内田明日香被告(32)の裁判員裁判の初公判が29日、名古屋地裁(入江恭子裁判長)であった。内田被告は「死体遺棄は認めるが、強盗殺人は全面否定する」と述べ、弁護側は強盗殺人について無罪を主張した。
検察側は冒頭陳述で、被告は店主から300万円を借りた翌日、SMプレーを持ち掛け、拘束中に首を絞めて殺害したと指摘。貴金属を奪い、換金してホストに貢いだと説明した。
弁護側は、プレー中の行為で故意ではないと主張。あげると言われていた貴金属を持ち去っただけだとした。
起訴状によると、内田被告は23年9月29日、中区新栄のマンション一室で店主=当時(42)=を殺害。指輪など約1300点(時価計約7400万円相当)と現金を奪い、5日後に遺体をクローゼットに隠したとされる。 [時事通信社]