「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」との宣言通り、公務に心血を注ぐ高市早苗首相(64)。
ここ1か月でも韓国の李在明大統領との会談、イタリアのメローニ首相との会談などが続き、さらに1月23日には衆議院を解散。2月8日の投開票日までわずか16日間という”史上最短の選挙戦”に突入し、応援演説で各地を飛び回っている。
その働きぶりも評価されてか、高市内閣の支持率は高水準をキープしているが、さすがに永田町でも心配の声が相次いでいるようだ。全国紙の政治部記者が語る。
「どんどん痩せて、最近は頬がこけているようにも見えます。首相になってまだ3か月程度ですし、さすがに心配です。
与党はもちろん、野党の政治家からも”大丈夫なのか”と気遣う声があります。中道改革連合の野田佳彦共同代表も以前、記者会見で、『休むときは休む。セルフコントロールが大事』と首相経験者として助言していました」
「働いて」のルーツは母親か
高市氏の「働いて、働いて……」精神のルーツは、奈良県警で働いていた母親の教えにあるようだ。前出の政治記者が続ける。
「高市氏の母親は、”臨月で大きなお腹を抱えながら、容疑者を全力疾走で追いかけた”という武勇伝を持つ警察官でした。現場でバリバリ働きながら、家事も完璧にこなしていたといいます。高市氏は、そんな母親から『汗水垂らして働くことは尊い』と言い聞かされて育ちました。
“働く女性”としての理想像は、母親にあるようです。『女であることを捨てず、女であることに甘えず、凛とした真っ赤なバラのような人になりなさい』という教えをモットーにしていると聞きました」
高市氏の夫である山本拓元衆院議員(73)は脳梗塞で倒れ、車椅子が必要な状態だ。高市氏は激務をこなしながら、家庭内では、夫の生活のサポートもしている。過去には母親の介護も経験したという。
「夫に先立たれ、ひとり遺された高市氏の母親は、『施設は嫌だ』と言い張ったそうです。そのため高市氏は、総務大臣などの重職を務めながら、東京と奈良の実家を行き来して、要介護となった母親の面倒を見ていました。
母親は厳しい性格で、叱責されることも珍しくありませんでしたが、高市氏は立派に看取った。そういった経験から”休むのは甘え”のような感覚が拭えないのかもしれませんが、周囲を頼ることも覚えたほうが良い結果につながるのでは」(前出・政治部記者)
高市氏自身は、母親をこのように回想している。
〈育児や祖父の看病で大変な時期でも、重大事件が発生した時には夜遅くまで働き、深夜に家事を完璧に片付け、早朝から家族の弁当を作ってくれた。~(中略)~それが、「女性職業人」としての母の拘りでありプライドだった〉(『文藝春秋』2018年12月号)
休むのも仕事のうち。”母の教え”をアップデートする時期かもしれない。