“手術ミスで後遺症”損害賠償を命じられた医師の男 刑事裁判で謝罪するも「私だけが悪いのはおかしい」と主張

手術ミスで損害賠償を命じられた医師の男。刑事裁判で「私だけが悪いのはおかしい」と主張です。

起訴状などによりますと、兵庫県の赤穂市民病院に勤務していた医師の松井宏樹被告(47)は、2020年1月に80代の女性の腰の骨を手術した際、誤って腰の神経の一部を切断し両足まひなどの後遺症を負わせた罪に問われています。

これまでの裁判で松井被告は起訴内容を認めています。

2月12日の被告人質問で松井被告は「全て私の責任です。申し訳ありません」と謝罪した一方で…

(松井被告)「チームでやっているので私一人だけが悪いとなるのはおかしいのではないか」

経験不足を理由に手術を一度辞退したのに、上司である指導医から説得されて自分が手術をせざるを得なかったと主張しました。

検察側は、松井被告が「無罪を主張して争うべきか」などとSNS上でアンケートを取っていたと明らかにしました。

アンケートを取った意図を問われた松井被告は…

(松井被告)「世間がどういうふうに考えているかを知りたかった。軽率だったと思う」

この事件をめぐっては女性側が損害賠償を求めて先に民事裁判を起こし、松井被告と市に約8900万円の支払いを命じる判決が出ています。