悪質な自転車運転手を対象に行う講習を期日までに受けなかったとして、大阪府警交通指導課は12日、道交法違反容疑で大阪市城東区の会社員の男(40)を書類送検した。容疑を認め、「自転車の講習ということで軽く考えていた」と供述。自転車運転者講習の受講が義務化された平成27年6月以降、事件化は全国初という。
書類送検容疑は、期日である昨年10月までに府公安委員会から命じられた自転車運転者講習を受けなかったとしている。
同課によると、令和5年10月に命令が出て以降、府警は50回以上、男に電話などで受講するよう連絡。職場に赴き命令書を手渡すこともあった。男は14回、受講の予約こそしたものの、「仕事が忙しかった」「身内が亡くなった」などとをついて、結局受講しなかったという。
自転車運転者講習は、信号無視や運転中の携帯電話使用など、16の危険項目を3年間に2度以上摘発されたか、危険運転が原因となる交通事故を起こした場合に講習対象となる。講習は3時間で受講料は6150円。自転車運転のルールを学んだり、事故当事者の体験談を聞かせたりする。