衝突事故を起こした際に飲酒運転の発覚を免れようとして、駆け付けた警察官の目の前で缶チューハイを飲んだとして、長野県警中野署が、過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱の疑いで、自営業の男を逮捕していたことが18日分かった。男は容疑を否認している。
同署によると、男は長野県中野市草間に住む自営業、春原俊明容疑者(36)。逮捕容疑は今年1月30日午後8時すぎ、同市安源寺の県道で車を運転中、センターラインをはみ出して対向車線を走る普通乗用車と正面衝突して50代男性に軽傷を負わせた上、通報を受けて駆け付け事情を聴こうとした警察官の目の前で缶チューハイを飲み、飲酒運転の発覚を免れようとしたとしている。
春原容疑者は、警察官が駆け付けたときには酩酊状態だったとみられ、車内から空っぽになった酒類の容器も見つかったという。警察官は、缶チューハイを飲む春原容疑者を制止しようとした際に中身をかけられたとして、公務執行妨害の現行犯で同容疑者を逮捕した。その後の呼気検査では、警察官の目の前で飲んだ以上のアルコール成分が、基準値を超えて検知されたという。
春原容疑者は、チューハイを警察官にかけた公務執行妨害容疑についても、「かけたのではなく、かかっただけだ」と否認したという。
春原容疑者は今月16日、過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱容疑で再逮捕された。県内での同容疑の適用例は2021~25年の5年間で4件あるという。