鳥羽市沖で貨物船と遊漁船が衝突、遊漁船は船体が二つに割れる…釣り客2人が海に投げ出され死亡

20日午後0時55分頃、三重県鳥羽市沖を航行中の貨物船「新生丸」(499トン)から「小型船らしきものと衝突した」と118番があった。鳥羽海上保安部や市消防によると、新生丸と遊漁船「功成丸」(16トン)が衝突、功成丸の船体は二つに割れ、釣り客12人と船長(66)の男性計13人のうち釣り客2人が海上に投げ出されるなどして死亡、10人が重軽傷を負った。
死亡したのは同県松阪市の谷口幸吉さん(84)と中川元弘さん(67)。海保は業務上過失致死傷や業務上過失往来危険の疑いもあるとみて、当時の状況を調べている。
海保や捜査関係者によると、衝突したのは鳥羽市の沖合約6・5キロ。新生丸の船首下部にある球状の突起部分にこすれたような傷があり、海上で停止して客が釣りをしていた功成丸の右舷に正面からぶつかった可能性があるという。
新生丸が所属する海運会社などによると、新生丸は岡山県の水島港と愛知県の衣浦港を往復する鋼材運搬船。20日午前10時頃、衣浦港を出発し、水島港に戻る途中で、グループ会社社員ら6人が乗っていた。功成丸は20日午前11時40分頃、鳥羽市の国崎漁港を出発、正午頃から付近にとどまっていたという。