映画「マチネの終わりに」完成披露試写会 万雷の拍手に福山さん「報われた」

映画「マチネの終わりに」の完成披露試写会が7日、東京都内で行われ、主演の福山雅治さん、ヒロイン役の石田ゆり子さんらが登場。福山さんは「期待に添える作品になったと思う。大切な人や記憶を思い出しながら見てほしい」、石田さんは「見る人にとってさまざまな受け取り方ができる作品。見た後にたくさんの方と恋愛について語り合っていただけたら」とPRした。
原作は作家・平野啓一郎さんの同名小説。40代という人生半ばでの運命的な出会いにより、情熱と現実の間でもがくクラシックギタリストとジャーナリストの恋愛が描かれ、単行本と文庫本を合わせた累計発行部数が50万部を超えるベストセラーとなっている。
撮影は東京、パリ、ニューヨークで行われ、繊細なクラシックギターの音色もふんだんに挿入された。
試写後、福山さん、石田さんのほか、伊勢谷友介さん、桜井ユキさん、木南晴夏さん、板谷由夏さん、古谷一行さんら出演者は客席からスタンディングオベーションで迎えられた。
主人公の蒔野聡史(まきの・さとし)を演じた福山さんは「万雷の拍手をいただき報われる思い」と喜びと安堵(あんど)の表情を見せ、なじみのなかったクラシックギターの演奏や海外ロケなど撮影の苦楽を振り返った。ヒロインの小峰洋子(こみね・ようこ)役の石田さんは「原作が大好きだったので演じられて感無量です。でも、プレッシャーもある」と興奮冷めやらぬ観客の反応を気にかける様子もみせた。
「物語の中盤で蒔野と洋子の未来を決定づけるある行為をしてしまう人物を許せますか」「ラストシーンの後、二人はどうなると思うか」など出演者自ら客席に問いかけ感想を聞くやりとりもあり盛り上がった。
映画は11月1日から公開。(毎日新聞出版・柳悠美)