高市早苗首相は17日に行われた参院予算委員会に出席。防衛装備移転の推進について答弁を行った。
公明党の西田実仁参院議員は武器輸出について質問。1976年の衆院予算委で宮沢喜一首相(当時)の答弁を引き合いに出してこう質問した。
「『(宮沢氏は)たとえ何がしらかの外貨の黒字が稼げるといたしましても、わが国は兵器の輸出をして金を稼ぐほど落ちぶれていないと言いますか、もう少し高い理想を持った国として今後も続けていくべきである』と答弁しております。これは総理、どう受け止めますか」
これに高市首相は「今の日本を取り巻く情勢、非常に厳しいものになってきていると思います。わが国一国だけでなくて、やはり同志国を増やしていって一緒に地域の安定というものを実現していかなきゃいけないです。そういう時代になっていると思います。もう時代が変わったと感じます」と答弁した。
続けて「防衛産業やデュアルユース(軍民両用)技術を保有する他の産業の発展により、日本経済の成長にもつながる。国民生活の豊かさにもつなげる。そして国をしっかりと守る」と意義を強調した。
2026年度予算案の年度内成立を目指す高市首相にとっては今がまさに正念場。19日には訪米しての日米首脳会談が控えている。参院予算委が終わると高市首相は国会内で、日本維新の会・吉村洋文代表と会談。衆院議員定数削減などをめぐり協議を行った。
そんななか、衆参の予算委で質問に答える際の〝サナエスマイル〟が少なくなったとの指摘もある。
「12日は風邪を理由に外交スケジュールをキャンセルし、翌日の衆院予算委員会で連立を組む日本維新の会議員から『ご自愛ください』という心配の声をかけられたが、普段見せるような笑顔ではなかった印象。体調は万全なのか心配だ…」(自民党関係者)
79歳ながらタフさを売りにしタフさを求めるトランプ大統領との会談に臨むにあたっては高市首相に万全の体調管理が求められるだろう。