「シカやん」は子ザルの「パンチくん」に続けるか 鼻息荒い吉村洋文大阪府知事

東の〝パンチくん〟、〝西のシカやん〟となるか――。
大阪市で捕獲されたシカが受け入れ先の宿泊施設「能勢温泉」(大阪府能勢町)に27日移送された。名前は「シカやん」で仮決定し、人気に火がつくか。
奈良公園から迷い込んできたとみられるシカをめぐり、行政側は対応に苦慮。奈良では天然記念物だが、越県した途端に殺処分の対象となる野生鳥獣扱いとなり、奈良での受け入れが拒否されるドタバタがあった。維新の岩谷良平衆院議員の紹介で、能勢温泉が受け入れを名乗り出たことで、捕獲から移送までスムーズに進んだ。
大阪市の横山英幸市長は引き渡しの前夜にシカの名前を「みや」「みと(都渡)」「はんな(阪奈)」「なにわ1号」「横山バンビ」などを考案したが、吉村洋文府知事が「シカやん」を提案。横山氏がXで名前のアンケートを行った際には吉村氏が「シカやんに清き一票を」と呼びかけたのが大きかったのか、ダントツで1位となった。横山氏は「吉村組織票の動員ですよ。違反ではないかと選管に言おうかと思った」と笑わせたが、名前は最終決定ではなく、受け入れ先に意向だけは伝えるという。
シカは能勢温泉内の柵で囲われた40平方メートル前後のキャンプ場の敷地内に移され、しばらくは環境に慣れさせるという。人懐こい愛嬌あふれる性格で、引き渡しの様子はワイドショーで生中継された。今後は一般公開されるかもしれない。
吉村氏はシカの役職を「大阪市広報担当副市長公認候補予定者」と紹介。千葉・市川市動植物園では、育児放棄された子ザルのパンチくんが世界的に話題を呼んだ。シカやんも〝大阪の新アイドル〟になれるか。