神奈川県川崎市の製鉄所で、クレーンの解体工事中におもりが落下して5人が転落し3人が死亡した事故で、死亡した1人の遺族が9日、取材に応じ「怒りしかない」などと話しました。
「JFEスチール東日本製鉄所」で7日、解体工事中に足場が崩れて男性作業員5人が転落し3人が死亡した事故で、9日も行方不明となっている1人の捜索が行われましたが、発見には至っていません。
また、死亡した小池湧さんの遺族が9日、日本テレビの取材に応じました。
小池湧さんの母
「ボロボロです。穴だらけです。私が全部修理しました」
――最後に会ったのは
小池湧さんの母
「前の日に私がお弁当をつくっておくんで、それを持って『いってきます』って挨拶をして。それが最後です」
小池湧さんの兄
「風速20~30メートルになる時もあるって、怒りしかないよね」
事故現場には風速の計測器が設置されていて、風速10メートル以上が観測されれば、作業の停止を知らせるアラームが鳴る仕組みでしたが、そのアラームが事故前には発動していなかったことが工事を請け負った会社などへの取材で新たにわかりました。
また当時、作業員らは地上35メートルほどの高さにあったおもりの上で重機などを使ってコンクリートを削っていて、およそ100トン削ったあとに落下したとみられることもわかりました。
警察は、業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査する方針です。