北海道の鈴木直道知事は10日の定例記者会見で、アイヌを先住民族と位置付けた政府方針は「当然」と強調した上で、「政府は偏見や差別が助長されることがないよう、正しい情報発信をお願いしたい」と注文を付けた。日本保守党の百田尚樹代表が政府方針を「大きな過ち」と批判したことを受けた発言。
鈴木氏は、アイヌへの差別や誹謗(ひぼう)中傷を防ぐため、国に情報発信の改善を要望している。しかし同氏は、2020年に国のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道白老町)が開業して以降は「情報発信がない」と苦言を呈した。 [時事通信社]