イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への大規模侵攻に抗議する市民ら約80人が、JR大阪駅前でデモをした。イスラエルでは事実上パレスチナ人のみを対象に、テロで殺人を犯した人への死刑法案が可決されたため、参加者は「直ちに撤回を」と声を上げた。
イスラエルは軍事占領を続けるパレスチナ自治区でパレスチナ人を摘発し続けている。イスラエルの人権団体「ベツェレム」によると、2025年12月時点で9000人以上が拘束され、未成年者約350人を含むという。
さらに、イスラエル国会は3月30日、イスラエル国家を否定する意図を持って殺人を犯した人を死刑にする法案を可決。事実上パレスチナ人のみが対象のため、国連人権高等弁務官が「極めて差別的で撤廃されなければならない。国際法上の義務と明白に矛盾する」と批判するなど、世界中で抗議の声が上がっている。
デモに参加した大学生の福島亜理紗さん(25)=大阪府豊中市=は「2023年10月にイスラエルによる桁違いの攻撃が始まり、さすがにみんな見過ごさないだろうと思っていたけれどそうならなかった。状況はどんどん悪化している。子どもでさえ拘置所に入れられているという状況はおかしい」と話した。【矢追健介】