福岡県内で不登校の児童・生徒が増加する中、様々な学びの形を応援する中学校が開校しました。コンセプトは「学校らしくない学校」です。
23日に開校したのは、大野城市立「みずほ中学校」です。地域の集会所を転用した校舎では、開校を記念して式典が行われました。
みずほ中学校は、文部科学省が指定する「学びの多様化学校」です。
不登校の経験がある子どもたちを受け入れて、学習指導要領にとらわれず、柔軟なカリキュラムを組める特例の学校で、県内の中学校では4校目となります。
■川本聖記者
「みずほ中学校のコンセプトは、学校らしくない学校。こちらの和室では、くつろぐこともできるし、勉強することもできます。」
学校が生徒たちにとっての「第2の家」となるよう、ストレスを感じない空間づくりを目指して、和室が設けられています。
また、生徒たちが活動に応じてグループを作りやすいよう、教室では机とイスが動かしやすくなっています。
■川本記者
「こちらの教室は、生徒たちが自由に活動できるよう、様々な形の机が並べられています。さらに、奥には仕切りを使って生徒が1人になれるスペースも用意されています。」
1人になりたい時は、仕切りで個別の空間を作ることもできるということです。
コミュニケーションを取りながら、みんなで楽しめるボードゲームなども用意し、誰もが通いたくなるよう工夫しています。
福岡県によりますと、県内の公立小中学校の不登校の児童生徒は年々増加していて、2024年度は過去最多の1万9307人に上りました。
こうした中、改めて通学できるよう、みずほ中学校ではソフト面も工夫しています。
スクールカウンセラーによるサポート体制を整えたほか、年間の授業時間数を既存の中学校よりおよそ100時間少なくしてゆとりを持たせ、一人一人の個性に寄り添った教育を進めることにしています。
■みずほ中学校・瀬口勇治 校長
「仲間と一緒に過ごす時間は、とても大切で楽しいことだと感じてほしい。自分は成長しているなと感じて、3年間を過ごしてほしいと思っています。」
入学式は24日に行われ、1年生から3年生まで合わせて18人が新たな学びやの門をくぐる予定です。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年4月23日午後5時すぎ放送