神奈川県警の警察官が勤務時間外に運転していた際、道路標識に衝突しました。この事故で、折れ曲がった標識が歩行者の女性2人にぶつかり、1人が意識不明の重体、1人が重傷です。
神奈川県横須賀市の国道で26日、神奈川県警・厚木警察署に勤務する現役の警察官による事故が起きました。
綾井万菜(news zero)
「警察官の運転する車は道路標識に衝突しました」
勤務外の運転中…。
運転手・男性巡査部長(32)
「走行中に標識にぶつかり、(標識が)人にあたってしまった」
警察によりますと、折れ曲がった標識が近くを歩いていた40代の女性2人にぶつかり、1人は意識不明の重体、もう1人は大ケガをしました。
近隣住民
「破片がすごく散乱していて、道路も血だらけで怖い。恐怖ですよね。たまたま歩いてた方だと思うので、まさかそんなの倒れてくるって思わない。ちょっと怖い」
歩行中の女性に直撃したという道路標識は、根元から折れていました。
事故直後の写真では、車の左前方部分がはがれ中がむき出しになっていて、事故の衝撃を物語っています。近くには、救急隊員の姿もありました。
撮影者
「事故車両が家の目の前に止まっている状況。びっくりです、前がべっこりなくなった車が止まっていたので」
この車が衝突したのが、この場所に立っていたという道路標識です。
長谷川新之介(news zero)
「道路標識はこちらの場所に立っていたということなんですが、根元からなくなってしまっています。あたりには、コンクリート片が散らばっています」
事故前には、道路の端に「40キロ」の制限速度と「駐車禁止」を示す標識があったことがわかりますが、それが根元からなくなっていました。
車を運転していたのは、神奈川県警・厚木警察署に勤務する32歳の男性巡査部長。プライベートで横須賀にきていたといいます。
警察によりますと、男性が片側1車線の道路を運転中、道路脇にあった道路標識に衝突。標識の前には2人の女性が歩いていて、ぶつかった衝撃で折れた標識が直撃しました。
2人は病院に搬送され、1人は意識不明の重体、もう1人は大ケガをするなど重傷です。
事故直後に撮影された現場付近の様子。よくみると衝突した道路標識でしょうか。白いポールのようなものが道路にあるのがわかります。その先には、事故を起こしたとみられる車が止まっていました。
この動画を撮影したという人は。
動画撮影者
「根元から折れてて、地面の根元から折れてるんで、すごかった。へし曲がってる感じ。(標識は)そんな簡単に折れるものじゃないんで、相当な衝撃だったと思うけど。怖い」
鉄製で3メートルほどの高さだったという倒れた標識。これが倒れると、どれほど危険なのか。倒れた標識と同じ高さだという柱をみせてもらうと、重さはおよそ12キロ。
濵村広太(news zero)
「長さもあるし重いです」
道路標識などの設置会社・支店長
「倒れてはいけないのでしっかり立てているんですけど、車がぶつかって倒れてしまった。柱だけじゃない重量もかかってしまう」
柱自体の重さに加えて、上につける標識の重さや倒れる勢いもあるため、人にあたるとかなりの衝撃になるといいます。
道路標識などの設置会社・支店長
「道路標識は事故を未然に防ぐためのもの。ぶつかったとはいえ、こういう事故が起きてしまうと、施工する方も立て位置の問題とか、色々考えていかなきゃいけない」
標識が人にぶつかる事故は過去にも…。大分県日田市では2024年、道路標識が倒れ、下校中だった小学1年生が顔にケガをしました。
埼玉県でも2017年、突然倒れた標識が直撃し、出勤中の女性がケガをする事態になりました。根元が腐食していたところに、風が吹いたことで倒れたとみられています。
これまでも事故や腐食などが原因で倒れ、歩行者が巻き込まれることもあった道路標識。
今回の事故を起こした警察官は、任意の調べに対し、「センターラインをはみ出しそうになったので、左にハンドルを切ったら標識にぶつかった」と話しています。
警察は、事故の原因を詳しく調べています。
4月27日放送『news zero』より