服が氷に張り付いた状態で発見…奥穂高岳で遭難した中国籍とみられる男性が死亡 もう1人の30歳男性は救助

岐阜県の北アルプスで5月3日、中国籍とみられる男性2人が遭難しました。5日朝に1人が救助されたものの、もう1人は死亡が確認されました。
■ドーム型の岩山「ジャンダルム」を登山中に…
岐阜県と長野県にまたがる北アルプスの奥穂高岳。まだ雪が残る「ジャンダルム」と呼ばれるドーム型の岩山で3日、中国籍とみられる22歳と30歳の男性2人が登山中に「天候不良で行動できない」と、22歳の男性から穂高岳山荘を通じて警察に通報がありました。
天候の回復を待ち、警察の山岳警備隊は4日午前7時半ごろ、地上から捜索を開始したものの、再び天候が悪化し中断。 その間、救助を待つ30歳の男性から「1人がロープで降下中に動かなくなった」と連絡がありました。 天候不良のため救助できない状況が続いていましたが、5日朝に上空からの捜索を始め、午前10時40分ごろ、急斜面の途中で30歳の男性とみられる1人を発見。
ヘリコプターに収容され、長野県内の病院に搬送されました。ケガの程度は分かっていませんが、意識はあり、問いかけにも応じているということです。
■もう1人の男性は意識内状態で見つかるも…
しかし、残る22歳とみられる男性は、同じ場所から10mほど下で意識がない状態で見つかり、服が氷に張り付いていたため、ヘリでの救助は困難と判断。 その後、午後3時ごろに救出されましたが、まもなく死亡が確認されたということです。
登山届によりますと、2人は5月1日に岐阜県高山市の白出沢から入山し、長野県の上高地に向かう予定だったということで、警察が当時の状況などを調べています。