自宅に10代の娘を監禁した疑いで、両親らが逮捕されました。押し入れの中で両手足を金具で拘束されていたとみられる少女。その全身にはアザだけでなく骨折の痕もみられました。
ことし1月、消防に入った1本の通報。
母親の通報「娘の体が冷たい」
通報したのは10代の少女の母親(40代)。しかし、少女への逮捕監禁致傷の疑いで逮捕されたのは、その母親と40代の父親、20代の少女のきょうだいでした。
捜査関係者によりますと、3人はことし1月下旬、共謀して数日間にわたって少女を監禁し、床ずれの傷を負わせ、低体温症にさせた疑いがもたれています。
少女が監禁されていたとみられるのは、家族が住んでいた都内の自宅の押し入れ。捜査関係者によりますと、押し入れのふすまは外され、下の段には木製の板が取り付けられていて、かんぬきのようなもので外からカギがかけられるようになっていたといいます。
押し入れの内部は幅172センチ、高さは82センチで奥行き80センチ。少女は、その中で両手足をU字の金具で拘束されていたとみられているのです。金具は壁などに固定されていたといいます。
救急搬送される際、意識がもうろうとしていたという少女。背中に全治およそ1週間の床ずれなどがあったほか、全身にアザや骨折の痕があったことから、病院が虐待の疑いがあると訴え出て事件が発覚しました。
捜査関係者によりますと、少女は中学生で知的障害があるといいます。低栄養状態で、十分な食事が与えられていなかったとみられ、学校にも通っていなかったとみられるということです。
この少女をめぐっては、事件発覚の数日前、児童相談所に通報が…
児童相談所への通報「子どもが身体的虐待を受けた疑いがある」
しかし、事件が発覚するまで児童相談所が少女と接触することはありませんでした。
警視庁の調べに対し母親は…
母親(40代)「だいたいあっているが違うところもある」
容疑を一部否認。父親は…
父親(40代)「事実はあったが共謀した覚えはない」
こちらも一部否認。20代のきょうだいは「何も話したくありません」と供述しているといいます。ただ、母親は逮捕前の任意の事情聴取で…
母親(40代)「監禁場所を作ったのは去年9月ごろ。しつけのためだった」
また、この3人のほかに別のきょうだい1人も傷害と逮捕監禁の疑いで、すでに逮捕されています。
警視庁は、日常的な虐待があったとみて捜査しています。