不同意性交などの罪に問われた「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告の第4回公判が13日、東京地裁(伊藤ゆう子裁判長)で開かれ、番組ロケに同行したアシスタントディレクター(AD)が被害当日の様子を証言した。
出廷したアシスタントディレクターの女性は、フリーランスとして同番組のロケを不定期で2~3か月に1回担当した。現在AD歴8年ほどで、月に20~25本の撮影をこなしているという。
この日の公判で焦点となったのは、3度目の性的接触が行われたとされる正午頃に被害女性Aさんが自発的にロケバスに乗ったのかという点だ。初公判で斉藤被告の弁護側は、Aさんがロケバスに乗車したことに対し「自分と一緒にいたい。受け入れてくれたと思った」とした。一方で第2回公判でAさんは「スタッフからロケバスに乗ってピンマイクを外すよう指示されたからです」と主張し、意見が真っ向対立していた。
アシスタントディレクターは4件目のロケ終了後にAさんに対してロケバスに戻るよう促したが、「『いや、私はここで大丈夫です』と遠慮されていた」と証言。その後、再度アシスタントディレクターが「気になさらずに」と声を掛けたことで、Aさんが乗車したことを明かした。
Aさんは事件当日にワンピースを着用。ピンマイクを外す際にワンピースをまくり上げる必要があったため、スタッフからロケバス内で外すよう指示もしたという。ロケバスには先に斉藤被告が乗っていたが、着替えのための区切りなどは用意されず。アシスタントディレクターは「ピンマイクを外すくらいなら、男性がいても体の向きによっては見えない。大きく着替える時は別々」と話した。
一方で、Aさんが事件当日に体調不良を訴えたり、様子がおかしいそぶりなどは「なかったです」とした。3度目の性被害後の斉藤被告とAさんの会話も証言。Aさんから斉藤被告に対し「ロケ中に言っていたおいしいお店を教えてほしい」と話しかけていたのを聞いたという。後日、番組ディレクターを通じて性加害を知り「驚きました」と語った。
公判は約35分ほどで終了した。第5回公判は6月2日に開かれる。