全面再開した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」は9日、企画展「表現の不自由展・その後」をツアー形式で鑑賞できる定員を1日6回各35人に拡大した。再開初日の8日は午後2回のツアーに抽選で当選した計60人のみ鑑賞できたが、2日目は3・5倍の計210人になる。
芸術祭実行委員会(会長・大村秀章愛知県知事)の事務局によると、再開に当たり1日5~6回のツアー形式での鑑賞を計画していたという。ただ8日は来場希望者への告知が直前で、リストバンド型抽選券の運用や持ち物検査など対策の確認のため定員を絞っていた。8日夜、鑑賞者数を増やしても対応可能と判断したという。
9日は午前10時半から1回目のツアー鑑賞がスタートし、抽選に当たった35人が不自由展の会場に入った。この日から慰安婦を象徴する「平和の少女像」など23作品の写真撮影が許可されたが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)への投稿禁止を約束する同意書に署名して参加することになった。
10日以降のツアー鑑賞の定員や運用方法は9日の様子を確認した上で判断する。【山田泰生】