福岡県田川市の市長が女性職員からセクハラ被害を訴えられていた問題です。第三者委員会は18日、市長の一部の行為をセクハラと認定した報告書を市に提出しました。
18日午前10時すぎ、田川市の安藤正之副市長が第三者委員会の調査報告書を受け取りました。
この問題は、田川市の女性職員が村上卓哉市長に交際を強いられたと訴えているものです。
村上市長は去年2月の会見で、女性との関係を「不倫だった」と説明しました。
一方、女性職員側は、「不倫ではなくセクハラだった」と主張しています。
第三者委員会は18日に公表した報告書で、村上市長の行為のうち「公用車内で手を握る」「カラオケ店でキスや体を触る」「公務出張などの際の性行為」など4つの行為を、セクハラと認定しました。
■第三者委員会 委員長・森山大輔弁護士
「確かに、対象職員が市長の肉体的接触に対して明示的に抵抗したり、嫌がった行動をしていないという点はあったが、そのことを根拠に自身に好意があるのではないかと安易に考えて、行動をエスカレートさせた事実が本件の最大の要因として考えられます。」
女性職員は第三者委員会の聞き取りに対し「市長からの呼び出しを自由に断れるような心理状態ではなかった」などと話していて、報告書は「職務上の圧倒的な力関係の差異を背景に“拒否”を伝えられる関係性があったと認められない」と指摘しています。
さらに。
■第三者委員会 委員長・森山大輔弁護士
「声を上げられないとか、上げても仕方がないといった、職員全体のハラスメントに関する意識や組織風土それ自体に問題の本質があるのではないか。」
女性職員は代理人弁護士を通し「認めていただいたことで前を向いて歩いていける」「第三者委員会からの提言を受けて田川市役所には変わってほしいと心から願っている」とコメントを発表しました。
村上市長は先ほどコメントを発表しました。
「改めて深くおわび申し上げます。今後については整理が済み次第、報告します」としています。