2026年5月14日、栃木県上三川町の住宅で住人の富山英子さん(69)が殺害され、家族2人が負傷した強盗殺人事件。栃木県警の合同捜査本部は17日、実行役とされる16歳の少年4人らの犯行を指示したとして、強盗殺人の疑いで横浜市港北区の無職・竹前海斗容疑者(28)と、その妻の竹前美結(みゆう)容疑者(25)の2人を逮捕した。
竹前夫妻は19日朝、警察から身柄を検察庁に送られた。逮捕後の取り調べに対し海斗容疑者と美結容疑者はともに「自分たちは関係ない」などと話し、容疑を否認しているという。県警は、両容疑者が匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の指示役グループに所属していたとみており、通信アプリ履歴の解析などを進めることで、さらに上位の”指示役”の存在や、犯行の具体的な計画経緯の特定を急いでいる。
「5月17日、海人容疑者は羽田発韓国行きの飛行機が飛び立つ直前に、妻の美結容疑者は横浜市内のビジネスホテルにいたところを確保されました。いずれも警察から身を隠すつもりだったと考えられます。
捜査関係者によれば竹前夫妻は容疑を否認していますが、実行役として逮捕された少年のうち一部が『夫妻に頼まれて犯行に及んだ』などと供述している。一方、少年らは『夫婦とは事件当日に初めて会った』ともしており、警察は関係性や犯行の経緯を捜査しています」(大手紙社会部記者)
美結容疑者は確保時、生後7か月の赤ちゃんとともにいた。4月から横浜市内にあるアパートで3人暮らしをしていたとみられ、複数の近隣住民が赤ちゃんを抱く女の姿を目撃している。
美結容疑者は長野県出身。JR長野駅から車で20分ほどの距離にある、閑静な住宅街の一角で育った。大学から関東に出た容疑者だが、地元へ帰省する機会も少なくなかったようだ。
容疑者と同級生の娘を持つ母親は最近、美結容疑者を目撃したと証言する。
「小さな子を大事そうに抱っこして…」
「実は去年の11月、善光寺さんで美結ちゃんをお見かけしたんです。学生時代と違って茶髪っぽかったけど、面影が残っていたのですぐわかりました。あれはお宮参りだったと思います。美結ちゃんは生まれたばかりの小さな子を大事そうに抱っこして、おばあちゃんを連れて歩いていました。旦那さんらしき男性もいたような気がしますが、あまり覚えていません。七五三の時期で人が多くて、声はかけませんでした」
この女性は記者が声をかけた際、美結容疑者が”指示役”として逮捕されたことを知らなかった。ひどく狼狽した様子で、かつての美結容疑者についてこう語ってくれた。