「グロかった」「もっとやって」川村葉音被告(21)が裁判で証言【大学生集団暴行死】裁判官が「言ってることが理解できない」と異例の事態に 検察も「めちゃくちゃっすね」と女に指摘 強盗致死事件

北海道江別市で集団暴行を受け、大学生が死亡した強盗致死事件の裁判員裁判で、川村葉音被告(21)が、当時18歳の主犯格の男を「キレさせたら、私も暴力を振るわれると思っていた」と裁判で証言しました。
川村葉音被告(21)と当時18歳で特定少年の男、そして16歳の少年の3人は、2024年10月、江別市の公園で同じく起訴されている八木原亜麻被告(21)と交際していた長谷知哉さんに集団暴行を加え、キャッシュカードなどを奪い死亡させた罪に問われています。
27日の公判では、川村被告の被告人質問が行われ、主犯格で当時18歳の特定少年の男の暴行について「止めようと思わなかった」などと話しました。
「許さない、もっとやって」
27日の裁判員裁判で被告人質問に臨んだ川村葉音被告(21)。事件当時の暴行の様子を証言しました。
【弁護側の被告人質問】
Q.その後、暴行は終わった? A.八木原が「許さない、もっとやって」と言ったので、暴行がまたスタートした。 背中、腰を蹴っていた。(当時17歳の少年)から、ハオ(川村被告)もやれと言われたので、背中を2回踏んで、胸も2回踏んだ。
Q.その時、被害者はまだ動ける様子だった? A.動いていた。表情は見ていなかった。
Q.なぜ、被害者の顔を見なかった? A.自分が暴行する時は、暴行する部分しか見てなかったので、顔を見ていなかった。
Q.録音に女性の笑い声が入っていたがあなたの? A.いいえ、八木原さんの。(主犯格の男)が「動画撮りたいからもう一回やって」と(18歳の高校生の男)に言っていた。
Q.その後はどんな暴行を? A.(17歳の少年)が被害者の胸にまたがり、1分間くらい連続で殴り続けていた。
弁護人からは「なぜこの流れを止められなかったのか」問われると川村被告は…。
「キレたら怖いと思っていたから。(主犯格の男)さんをキレさせたら、私も暴力を振るわれると思っていた」と証言しました。
「もう僕をいじめるのやめてください」
被告人質問は検察側からもあり、厳しく指摘される場面もありました。
【検察側の被告人質問】
Q.被害者が「もうこれ以上やめてください」「もう僕をいじめるのやめてください」と聞こえていた? A.被害者が「もう僕をいじめるのをやめてください」と事件の日、私の耳で聞いた。
Q.胸は…痛みませんでしたか? A.その時は本当に何も考えていません。
また、被害男性から奪ったキャッシュカードを使い、コンビニエンスストアのATMで現金を引き出す場面についても証言しました。
Q.「口座になんぼ入ってんの?」と言った覚えは? A.あります。
Q.どういう気持ちでそれは言った? A.被害者が最初に、1万あると言っていたのに2000円だったから、残りの8000円くらいは口座に入ってるのかなと気になって言いました。
Q.被害者の給料日が近いことは知ってた? A.八木原(亜麻)さんとの会話で知ってた。八木原さんが「こいつ今日給料日だよ」と言っていたのと、被害者がバイトしていて、その給料が高いと聞いていた。
Q.ある程度のお金が入ってるとみて聞いたのでは? A.違います。
Q.クレジットカードやキャッシュカードを奪い取ることになるとは思わなかった? A.事件の時は思わなかった。
Q.被害者を車に乗せると血が付くから嫌だと言ったのはあなた? A.はい。
Q.他人のカードを使うことは犯罪行動になるという認識は? A.その時はありませんでした。
「グロかった」「ろれつが回っていなかった」
Q.コンビニで買い物を終えた後、第3暴行が始まるわけだけど、印象に残ってる暴行は? A.(18歳の高校生だった男)さんのライダーキック。あとは(17歳の少年)が馬乗りになって、顔を1分間殴り続けた暴力。
Q.被害者の頭が蹴られて、ゴロンと横を向いて、そしたら反対側の人に蹴られてゴロンとなったのを繰り返してるのを見たと書いてあるけど、それは思い出せませんか? A.……(10秒くらい沈黙)そういう場面はありました。
Q.それを見た時どう思った? A.グロかったと思います
Q被害者の反応は覚えてる? A.叫んでいました。
Q.被害者が亜麻(八木原被告)ちゃんいますか?と言ってきたのはなぜだと思う? A.おそらく目が開けられない状況だったからだと思います。
Q.放っておくと死んじゃうとは思わなかった? A.考えていなかった。最後、ろれつが回っていなかったので、どうやって帰るんだろう、くらいだった
Q.被害者が死ぬかもしれないとは考えなかった? A.刑事さんに「死ぬと思わなかったのか」と聞かれて、確かにそう思うと言った。
Q.衣服を脱がされて、スマホ壊されて、財布取られて、被害者はどうやって帰るのこれ? A.………
Q.めちゃくちゃっすね。 A.………。
「執着する必要はあるかな?」裁判官も質問
事件のきっかけになったのは、被害者の男性が八木原亜麻被告(21)に別れ話を持ち出したことでした。当時のことについて、裁判官からも質問がありました。
【裁判官からの被告人質問】
Q.八木原さんはほかの男の人の話をよくしていたんだよね?八木原さんが、被害者から「1年後に別れたい」と言われたからといって、そこに執着する必要はあるかな?一年後にまた別の人と付き合えば良くないかな?そこに、あなたが親身になって考える必要はないのでは? A.友達なので、話を聞いてあげようと思っていた。
Q.違う男性でも良くない?と当時、思いませんでしたか? A.当時はそう思いました。実際に、1年後に違う人にしたら良いんじゃない?と八木原さんに言ったので。
Q.じゃあどうして、「マジどんだけ悲しませてんのよ?」と被害者に言ったの? A.自分がもし、そういうことを言われたら悲しむなと思ったから。
Q.だって八木原さんも、ほかに男の人たくさんいたんだよね?お互い様だと思わなかった? A.深く考えていなかった。
Q.どうして?普通、友人だと思っていたら、深く考えずに解決なんてできる? A.……。
Q.答えられない? A.はい。
裁判官「あなたが言ってることは理解できない」
Q.悩みを解決してあげたいなら、交際を続けさせるために頑張る必要があったんじゃない?悲しませたのは事実だけど、それ以上ないよね?悲しませたからと言って。それって因縁ですよね。あなたは一体どうしようとしてたんですか? A.その時は解決してあげたいという気持ちだった。
Q.そのために具体的な行動はした? A.していません。
Q.暴行が繰り返されている姿を黙って見ていて、こんな怖い友達がいる彼女と付き合っていたいと思いますか? A.はい…。
Qあなたが言ってることは理解できないんだけど。 A.………。