名古屋市南区で歩行者2人がスイミングスクールの送迎バスにはねられ死亡した事故で、愛知県警は1日午前、バスを運転していた男(85)が勤務する「名古屋スイミングクラブ」(名古屋市南区)に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で捜索に入った。押収資料などをもとに男の勤務状況や健康状態などを調べる。
事故は5月29日午後5時35分頃に発生。名古屋市南区寺崎町の市道交差点で、横断歩道を渡っていた2人が、男が運転するマイクロバスにはねられ死亡した。バスはその後も走行を続け、約350メートル先の民家の壁に衝突して止まった。
同クラブによると、男は事故の約15分前、遮断機が上がりきる前に踏切に進入するなど、不自然な運転をしていた。県警はドライブレコーダーを解析するなどして詳しい状況を調べる。
男は約20年前から同クラブに勤務。2022年1月に一度退職したが代わりの運転手を確保できないことなどから、同クラブが再雇用していた。約1年前まで中型のバスも運転していたが、駐車に手こずることがあったため、車体が小さいマイクロバスの運転を担当していたという。